マイクロ化学分析システム、遺伝子診断を行うためのDNAチップ、血液検査などの検査を行う検査・診断チップ、化学物質の合成を行う合成チップなど、さまざまな分野において微量・高速化を目的としたチップ化が行われている。Lab on a Chipなどのように、マイクロ流路を中心にワンチップ上にこれらの機能を集めたチップも盛んに検討されており、小型化とともにハイスループット分析等、創薬への応用が期待されている。なお、この方式はオンチップラボ(on chip lab)とも呼ばれている。加工の容易さからPDMS(ポリジメチルシロキサン)を基材にしたチップが多いが、薬効評価などを目的とする場合には、影響が少ないガラスを基材とするチップが検討されている。