将来地震が起こる断層。プレートの動きが現在と同じである過去の時代に、繰り返し地震が発生した断層。今後も繰り返し地震が起こる。地震が繰り返し起きた証拠は、扇状地、河岸段丘、海岸段丘などの新しい地形のずれから得られる。活断層の長さは震源規模(→「マグニチュード」)を表すと考えられていた。一応の目安としては断層の長さ80kmがマグニチュード(M)8、40kmがM7.5、20kmがM7に対応する。最近では、長さが数kmでもM7程度の地震が起こることがわかった。なお地震時には、断層の直上の構造物がずれによって破壊されるので、活断層の詳細な位置を知って対策を立てる必要がある。