日本海溝および千島海溝付近の大地震や巨大地震。2011年東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の余震で、マグニチュード(M)7を超える地震が発生する可能性が高い。また三陸沖北部や中部、房総沖の地震や、日本海溝付近の正断層の地震(アウターライズの地震)など、東北地方太平洋沖地震の誘発地震が発生する可能性もある。長期的観点からは、三陸北部沖、根室沖の地震の可能性が高いし、東北地方太平洋沖地震のような巨大津波を伴う地震が北海道東部を襲う可能性も考えられる。根室沖では最後の活動が1973年。2003年十勝沖地震後に釧路~根室沿岸付近でゆっくり地震が発生して、地震活動が活発化し、04年11月には釧路沖の地震(M7.1)で14人が重軽傷を負った。