史上最大の津波災害を起こしたインド洋の大津波。2004年12月26日スマトラ島沖超巨大地震(モーメントマグニチュード9.0~9.3)により発生。死者はインドネシア12万人以上、スリランカ3万人以上など、インド、タイ、マレーシア、ミャンマー、モルディブからアフリカにまで及んだ。海辺のリゾートでクリスマス休暇を過ごしていた外国人も多数犠牲となった。大洋を越えて津波が伝わり犠牲者が出る例は、1960年チリ地震津波による日本での犠牲者142人など、太平洋では知られているが、インド洋では初めて。スマトラ沖地震は、インド洋プレートの沈み込みによるプレート間地震で、 その震源域はスマトラ島北部沖から北西に延び、ニコバル諸島、アンダマン諸島に及ぶ。