津波による災害で、水流による破壊、流出、溺死、流出物による破壊、殺傷、火災、さらに浸水、塩水被害など。極めて多数の犠牲者を伴うことがあり、行方不明者が多くなる傾向がある。海水浴など、海岸やその付近で地震を感じたら、すぐ高いところに逃げること。また、揺れが大きくなくても津波地震があるので、長い揺れには注意が必要。津波は、低い土地や川から浸入するので、これらを避けて避難する。なお津波の高さが低くとも、養殖いかだなどが被害にあうことがある。北米、南米など遠く離れた地域の巨大地震で津波が発生した場合、太平洋を伝わって日本に達し、被害をおよぼす可能性があるので注意したい。このような津波は丸一日程度の長い間続き、最も大きな浸水は、津波が最初に到着してから数時間後となることがある。