いつ、どこで、どの程度の規模の震源が活動するかをあらかじめ知ること。数日から数カ月程度前に知ることができる場合を指すことが多い。現在、「東海地震」を除けば、警報が出せる程度の確かさで地震を予知することはできない。電波など様々な手法による地震予知が喧伝(けんでん)されるが、いずれも長期間観測を続けると前兆が出ても地震が起こらなかったり、前兆がないのに地震が起こったりして、筋道だった説明をすることができない。1999年に開始された「地震予知のための新たな観測研究計画」では、地震発生に至るすべての過程の解明を目指している。