気象台や無人自動観測所などから全国約1300カ所の観測データを集め、品質管理をして10分ごとに配信する地域気象観測システム。降水量はすべての観測所で観測しているが、気温と風向風速、日照時間も観測しているのは約850カ所。雪の多い地域の観測所では積雪の深さも観測する。アメダスデータは天気予報や警報などの基礎資料であり、日常生活や産業活動から災害軽減に至るまで広い分野で活用されている。気温の観測を10秒間隔に、風速は常時観測にするなどのアメダス気象計の改良が2008年から進められ、最高気温や最低気温の観測精度が高くなり、最大瞬間風速が提供されて突風対策などが充実した。