国が管理する大河川については国土交通省河川局と気象庁とが共同して、また都道府県が管理する河川については都道府県と気象庁が共同で洪水予報・警報を発表している。河川名等を示さない広域の洪水予報・警報は気象庁から発表される。この広域の洪水予報・警報については、2008年度から降った雨の量や河川などを流下する量を考慮して、対象となる流域にある雨水の量を示す流域雨量指数が発表基準として追加された。洪水対策が的確にできるように、洪水による氾濫発生の危険度がレベル化されている。レベル1は水防団の待機のみ。レベル2(注意)は氾濫水位を超えて住民に注意を求める段階。レベル3(警戒)は避難判断水位を超えて市町村は避難勧告を発令する。レベル4(危険)は氾濫危険水位を超え、住民の避難は完了。レベル5は氾濫が発生した段階を示す。