気象災害の防止と軽減のために気象庁が発表する防災気象情報。気象が原因となって災害が発生するおそれのある場合には気象注意報が発表され、さらに重大な災害が発生するおそれのある場合には気象警報が発表される。従来は都道府県をいくつかに分けた地域について発表されていたが、2010年5月からは、警戒や注意が必要な市町村を対象としたきめ細かい気象警報や注意報が発表されるようになった。また大雨警報では、土砂災害や浸水害などの警戒すべき災害が見出しに付加されるなど、警戒すべき事項が明記されるように改善された。気象警報は、大雨、洪水、大雪、暴風、暴風雪、波浪、高潮の7種類ある。注意報は大雨、洪水、大雪、強風、風雪、波浪、高潮、濃霧、雷、乾燥、なだれ、着氷、着雪、融雪、霜、低温の16種類ある。気象警報や注意報は、気象庁や国土交通省防災情報提供センターのホームページのほか、地方公共団体や民間気象事業者、通信事業者などのホームページやメールサービスでも入手することができる。