気象や地震、津波、火山噴火などにより大規模な災害が発生する危険が著しく高くなっていることを警告するために気象庁が発表する防災情報。特別警報の発表は、これまでに経験したことのないような異常な現象の発生が迫っていることを示しており、ただちに避難所へ避難したり家の中の少しでも安全な場所に移動したり、命を守るために最善を尽くす必要がある。大雨、暴風、高潮、波浪、暴風雪、大雪などの気象に関する特別警報は、数十年に一度という台風や台風に匹敵する強さの温帯低気圧、集中豪雨などの顕著な現象に対して発表される。地震の場合は震度6弱以上が予想される緊急地震速報として発表される。津波は高さが3メートルを超える大津波警報が特別警報に該当する。火山噴火は居住地域に噴石や火砕流などにより重大な影響を及ぼす噴火警報(レベル4以上)および噴火警報(居住地域)が特別警報と位置づけられている。