浸水による被害発生の危険度を5段階に色分けして、地図上に1キロ四方の区域毎に表示するもので、大雨警報(浸水害)を補足する情報。雨量の1時間先までの予測値を使って、降った雨のうち地表面にたまっている量を指数化して危険度の高まりを判断する。この指数は、地面がコンクリートで覆われているか畑地かなどの違いや、地質、地形の勾配など水はけの良し悪しを考慮して、雨水がしみ込んだり流れ出したりせずにどのくらいたまるかを数値化したもので、表面雨量指数と呼ばれている。危険度の色分けは過去の浸水による被害の発生と表面雨量指数との関係から、白:今後の情報に留意、黄:注意、赤:警戒、薄い紫:非常に危険、濃い紫:極めて危険、となっている。危険度分布は10分毎に更新して発表されるため、災害発生への警戒や避難の決断に際して即時的かつ視覚的に危険区域になったかどうかを確認することができる。大雨警報(浸水害)も、従来は雨量によって発表されていたが、現在は表面雨量指数の予測値を基準にして判断・発表されている。