地球よりやや大きめの太陽系外惑星。2016年1月現在、約100星見つかっている。過去に発見されている太陽系外惑星の多くは木星(地球質量の318倍)程度の質量を持っていただけに、その発見が待たれていた。1991年、パルサーPSR B1257+12を巡る地球質量の4倍程度の惑星が発見されたことを皮切りに、2005年にはグリーゼ876を巡る7.5地球質量の惑星が見つかった。08年には惑星MOA-2007-BLG-192Lb(3.3地球質量)、09年にはCOROT-7B(4.8地球質量)と、発見が続いている。また、同じく09年に報告されたGJ 1214bは2.7地球質量(2013年11月、6.5地球質量に変更)で、主星が太陽類似であり、大気が存在している可能性が指摘されている。太陽系では、地球の次に質量の大きな惑星は天王星(地球質量の15倍)で、スーパーアースに相当する惑星は存在していない。スーパーアースの温度や成分、構造は、太陽系の惑星とは相当異なっていると見られる。大気や水の存在の有無も興味深く、惑星形成史から大きな関心が寄せられている。