1995年秋、ペガスス座51番星に惑星が発見されて以来、エリダヌス座のエプシロン星、アンドロメダ座ウプシロン星、HD27442、おとめ座70番星などで検出されている。中には アンドロメダ座ウプシロン星のように、連星系を構成している3つの天体それぞれに惑星が存在するらしいという例もある。2016年1月現在、約2050個の太陽系外惑星が登録されていて、そのうち地球質量以下のものが12星、地球質量の1~3倍が32星、3~10倍が120星となっていて、発見例の多くは海王星サイズの惑星である。質量は木星の 0.0001~50倍、中心星からの距離は0.004~3200au(天文単位=太陽・地球間距離)に分布する。09年3月、NASAは太陽系外惑星探査衛星ケプラーを打ち上げ、16年1月までに4706個の惑星候補を発見した。うち1039星は確実とされている。そして、11年12月、ついに地球サイズの惑星の発見が報じられた。ケプラー宇宙望遠鏡観測から見つかったケプラー20eとケプラー20fはそれぞれ地球の0.87倍、1.03倍の半径で、太陽系に最も近い恒星ケンタウルス座アルファ星に見つかった惑星は地球質量の1.1倍だった。15年に発見されたケプラー452bの主星は太陽とよく似た温度の星で、452b自身は半径が地球の1.6倍あり、周期385日で公転している。軌道離心率は0.035とほぼ円軌道で、地球によく似た環境にあると考えられる。地球よりやや大きめのものはスーパー地球ともよばれていて、ケプラー衛星によって100星ほど見つかっている。