たくさんの電波望遠鏡を並べ干渉計として利用することで、最終的には1平方キロメートルの集光面積を持つ世界最大の電波望遠鏡を建設する国際計画。2012年に建設準備が始まり、15年現在、オーストラリア、南アフリカなど10カ国が建設に参加している。日本は将来参加することを前提にオブザーバーとして計画に参加している。南アフリカのカルー砂漠およびオーストラリアのマーチソン州の2カ所に機能を分けて建設予定。最終完成年は未定だが、一部のアンテナを利用して20年からの観測を目標としている。SKAは観測波長域の違いこそあれ、アルマ(ALMA)を超える世界最大の電波天文台であり、ビッグバン後の初期宇宙、ダークエネルギー、そして宇宙磁場、パルサーなどの解明と知的生命体探査での革新的な成果が期待される。