学術雑誌の重要性の尺度で、対象とする学術雑誌に掲載されたすべての論文の被引用度を年間平均(実際には直近2年間の論文の3年目の被引用数を用いて計算)した数値。ある科学者の「業績」は、過去に発表した個々の論文の被引用度にその論文が掲載された学術雑誌のインパクト・ファクターを乗じた数値の総和という形で点数化することができるとされている。この尺度は一見すると客観的であるが、被引用度の過大視と同様の問題がある。このような業績評価を改善するものとして、h指数という複雑な方法も提案されている。また、論文の参照回数、SNSやマスコミでの言及などを分析するオルトメトリクス(altmetrics)という手法が用いられるようになってきている。