総合科学技術・イノベーション会議が主導する、ハイリスク・ハイインパクトな研究を促進し、社会に変革をもたらすような非連続イノベーションを生み出すための新たな仕組み。2013年に開始された。優れたアイディアを持つプログラム・マネージャーを厳選して大きな権限を付与し、イノベーション促進を目指す。14年にプログラム・マネージャー12人を選び、研究開発を開始した。インターネットの基礎を築いたアメリカのDARPA(アメリカ国防総省高等研究計画局)を範にしたと言われる。第五期科学技術基本計画でもいっそうの発展・展開をうたっている。だが、ハイリスク・ハイインパクトな研究は本来大学や先進的企業などの役割であるはずで、行政主導のその実効性には疑問もある。