フェルマー数ともよばれる。17世紀中頃、P.フェルマーは「の形の数はすべて素数(1と自身以外に約数をもたない2以上の自然数)である」といった。この形の素数をフェルマー素数という。実際、このnに0から4まで順に整数を入れていくと、フェルマーが言うように、F0=3、 F1=5、 F2=17、F3=257、 F4=65,537の素数が出る。しかし、18世紀の中頃にL.オイラーはF5=232+1を計算して、641×6,700,417の合成数となることを示した。さらに、F5~F19まではすべて合成数(約数をもつ自然数)であることが示された。F20は、数が大きいので、フェルマー素数かどうかいまだにわかっていない。