TW(テラワット Tは1012=1兆)以上の高強度のパルス(レーザー)がプラズマ(→「プラズマ物理学」)中に入射した際、その航跡電場に同期して一部の荷電粒子が加速され続ける。あるいは、極短電子パルスでも同様のことが起こる。これらのレーザー航跡場加速(laser wake-field acceleration)やプラズマ航跡場加速(plasma wake-field acceleration)の原理を使った小型で卓上型の高エネルギー粒子をつくる加速器の開発が進んでいる。実現すれば、従来の巨大な電磁石を用いる装置ではなくなるので、利用環境が大きく変わり、医療用や加工技術としての利用が広がると期待されている。