高次元空間で三次元空間以外の余分な次元の空間が小さく閉じていれば、低いエネルギーの現象ではその余次元は隠される。高次元空間の中の四次元空間超平面をこの宇宙とみなすのがブレーン宇宙。ゲージ場は三次元のブレーン宇宙にはりついているが、空間の幾何効果である重力は「mmサイズまで大きな余次元空間の効果として起こる」とすることができ、ニュートン重力法則のmm以下での修正、余次元重力波の放出などを予言している。また、二つのブレーン宇宙の「衝突(通り過ぎ)」でビッグバンを説明するサイクル宇宙(cyclic universe)の試みもある。