原子番号が92番目のウラン92Uよりも大きい元素で、すべて人工的につくられた放射性元素である。陽子の数が多くなると陽子間の静電的反発力が強くなり、原子核が崩壊しやすくなるので、現在、ウランまでしか地球上には存在しない。93番目のネプツニウムはに中性子を照射してにし、β-壊変すなわちn(中性子)→p(陽子)+e-によりつくられた。94番目のプルトニウムはウランに重陽子(deuteron 陽子と中性子が結合したもの)を照射して最初につくられたが、原子炉でも生成する。104番目のラザホージウム104Rf以上の元素を超アクチノイド元素(transactinoid element)という。最近、113番目の元素が理化学研究所で発見された。日本で発見された初めての元素である。また、2010年2月、国際純正・応用化学連合 (IUPAC ; International Union of Pure and Applied Chemistry)はドイツの重イオン研究所で発見された112番目の元素に対し、同所からの提案を受け入れ、元素名を「コペルニシウム(copernicium)」、元素記号をCnとすることを決定した。