植物の葉の葉緑体の中などにある酵素で、二酸化炭素の固定に働く。正式名称は、リブロース1,5 - ビスリン酸カルボキシラーゼ/オキシゲナーゼ。葉に含まれるたんぱく質の約半分を占め、緑色植物にとって最も重要な酵素。分子量約50万の巨大分子であり、8個の大きなサブユニットと8個の小さなサブユニットからなる。緑色植物の光合成では、カルビン回路で二酸化炭素の固定を行うが、この主要因であり、ルビスコの量などを調節することで、光合成や成長、収穫量への影響の研究がされている。植物以外にも、藻類などの真核生物、真正細菌や古細菌などの原核生物にもあり、地球上のたんぱく質の中でもっとも大量にあるといわれている。