2007年夏の参議院議員選挙で自民党が惨敗した後、安倍晋三前首相は、8月15日の靖国神社参拝について「参拝する、しないについては、申し上げない」と、外交問題となるために態度を明確にすることがなかったが、安倍内閣の全閣僚は15日に靖国神社に参拝しないことを記者会見などで明らかにした。しかし、閣僚の一人、高市早苗内閣府特命相(当時)が15日に靖国神社に参拝し、全閣僚の意思統一をできない安倍首相の指導力のなさを露呈させた。15日の靖国神社の参拝者は16万5000人(同神社発表)で、小泉元首相が参拝した06年は25万人で、8万5000人の減少となった。
表「宗教関連年表」