2005年4月2日のヨハネ・パウロ2世の死去にともなうコンクラーベ(conclave 法王選出会議)が開かれ新ローマ法王として、ドイツ出身、バチカン教理省長官・枢機卿会会長のヨーゼフ・ラツィンガー(Joseph Alois Ratziner)枢機卿が265代法王として選出され、ベネディクト16世と称することになった。前法王の側近として仕えた新法王は、初めてのミサで他宗教との対話路線を継承することを表明し、教義の面では超保守的な前法王の路線を引き継ぐとみられている。
図「世界の主な宗教の信者数」
表「宗教関連年表」