2008年1月に第133回芥川賞(→「芥川賞/直木賞」)を「乳と卵」で受賞し、09年2月には、詩集「先端で さすわさされるわ そらええわ」で第14回中原中也賞を受賞した。ミュージシャン、小説家、詩人として、マルチな活躍をしているが、09年には長編小説「ヘヴン」を発表(「群像」8月号掲載、単行本は9月刊行)。中学生のイジメの問題を取り上げたこの作品は、高い評価を受けるととともに、ベストセラーとして多くの読者に受け入れられた。また、10年1月には、映画「パンドラの匣」(富永昌敬監督)で2009年度「『キネマ旬報』ベストテン」の新人女優賞を受賞、女優としての顔も持つことになった。