2010年度のノーベル文学賞受賞作家。ペルー出身で、スペイン語で作品を書き、現在はスペインに住む。ガルシア・マルケスと並んでラテンアメリカ文学の旗手として、ラテンアメリカ小説の「ブーム」を牽引（けんいん）した。1976～79年には国際ペンクラブ（→「国際ペン東京大会」）会長に就任。90年には、日系人のアルベルト・フジモリとペルーの大統領職を争ったこともあった（フジモリが当選）。「緑の家」「ラ・カテドラルでの対話」「世界終末戦争」など、骨太のリアリズム文学を身上としている。邦訳も多数。