状況に応じた行動を制御できない(授業中教室の内外を歩き回るなど)、一つの課題に注意を集中・持続できない(忘れっぽく、締切に間に合わない、課題が中途半端になるなど)発達障害の一種。薬物療法が必要なケースもある。多動性・衝動性優位型、不注意優勢型、および混合型がある。従来は、注意欠陥多動性障害といわれたが、2013年アメリカ精神医学会が出版したDSM-5(精神疾患の分類と診断の手引き第5版)で、注意欠如多動性障害と名称が変更。神経発達障害群(Neurodevelopmental disorders)の一つにカテゴライズされた。