多幸感と高揚感と、高活動性と持続的エネルギーの亢進(こうしん)、衝動性、強い焦燥感と疲労感などの症状を呈する精神疾患の一種。双極性障害は、必ず大うつ病のエピソードを持つことから、2013年アメリカ精神医学会が出版したDSM-5(精神疾患の分類と診断の手引き第5版)では、DSM-4の気分障害(mood disorders)のカテゴリーが廃止され、抑うつ性障害とは分かれ、カテゴリーの名称が双極性障害および関連障害群に変更となった。また統合失調症スペクトラム(Schizophrenia Spectrum)と抑うつ性障害(depressive disorder)の中間概念と位置付けられた。