中米メキシコのユカタン半島西海岸のマヤ都市ウシュルで大型墓地がみつかった。ドイツのボン大学のニコライ・グルーブとカイ・デルベンダールとメキシコ国立人類学歴史学研究所のアントニオ・ベナヴィデスは、24体の人骨を調査し、すべてが埋葬前に首を切り離されていたことを2013年9月に明らかにした。人骨には、頸骨への斧痕、治癒痕のない頭蓋骨折、頭骨表面の死亡時の切創痕などを含む、激しい受傷痕跡がある。その多くは男性であり、その何人かは栄養失調や歯が崩壊した特徴を示していた。マヤ美術には、国内外の敵をこのように取り扱う情景が描かれた例がある。