MPAA(Motion Picture Association of America)が発表した最新の統計によると、2009年の興行収入(→「配収/興収」)は08年より10.1%増の106億ドル(うち3D映画は11億4000万ドルで、前年の3.75倍)。映画観客は14億1500万人で、前年比5.5%増。平均入場料金は7.5ドル。テーマパーク観光が3億4200万人、スポーツ観戦が1億3300万人なので、映画が娯楽の王様であることは変わりない。公開本数は793本。スクリーン数は3万9717で、単館は4%にすぎず、残りはすべてシネコンとなっている。映画関係者によると、10年の観客数は09年から5.4%減った13億5000万人だったが、興行収入は平均入場料金が7.88ドルにあがり、3Dサーチャージ料(3~4ドル)が別途収入として追加されるので、微減の105億6000ドルとなっている。