木下工務店グループの映画部門を担当する会社。木下工務店の木下直哉社長は、これまでに劇場映画を6000~7000本は見たというほどの映画好きで知られ、2006年の「I AM 日本人」を皮切りに映画制作に乗り出し、2015年までに75本以上の制作に関与している。以後同社は「まぼろしの邪馬台国」(08年)、「おとうと」(10年)といった東映、松竹の作品に出資し、邦画の制作に重要な役割を果たしてきたが、11年4月1日、映画制作・配給事業を担当していた部門がキノフィルムズとして独立。「指輪をはめたい」(11年)、「団地」(16年)などの自主制作のほか、「パディントン」(14年)といった洋画の配給も手がけている。また木下グループとしては実写版「魔女の宅急便」(14年)、「母と暮らせば」(15年→「戦後70年映画」)などの作品で、製作委員会にも参加している。