歌舞伎俳優の18代目中村勘三郎と浅草地区観光まちづくり協会などが中心となり2006年5月に発足。東京・浅草の猿若町には、天保年間から明治初期にかけて江戸三座といわれた芝居小屋(中村座・市村座・森田座)があり、浅草観音や吉原遊郭とともににぎわっていた。中村座の座元(オーナー)の名跡を継承する勘三郎は、浅草寺境内に江戸の芝居小屋の雰囲気を取り入れて仮設された「平成中村座」の公演を成功させ、襲名に際しては「お練り」を復活させるなど、この地への思い入れが深い。基金や署名を募って江戸の面影を残す劇場の建設をめざす。