歌舞伎役者などが市中をパレードすること。「練る」には、列を作ってゆっくりと歩くという意味があり、「練り歩く」という表現もある。祭礼で神輿(みこし)や山車(だし)を動かす際にも用いられる。芸能の世界では、興行の披露や襲名・新開場などの際に、役者が近隣のメーンストリートを歩きながら沿道の観衆に挨拶し、成功をアピールする。公演への期待を盛り上げ、宣伝効果も高い。2013年3月27日には、新築なった歌舞伎座の開場を記念し、銀座・春のパレード「GINZA花道」において、63人の歌舞伎役者が、紋付袴姿でお練りを行った。