2002年から美術家の村上隆が始めた美術イベント。06年秋で第10回目を数えた。漫画やアニメを取り入れて、アートとサブカルチャーの垣根を取り払った作風で美術界に旋風を巻き起こした村上隆が、日本独自のアートを世界に向け発信する場を作ろうと試みたものである。近年は東京ビッグサイトで行われ、出展者は会場の有料ブースで、作品を展示・販売する。賞を設けて、受賞によっては、世界の舞台への足掛かりにもなるという。しかしこうした形での開催は第10回で終了。その後、アメリカ東海岸での「GEISAIマイアミ」、台湾の若いアーティストを対象に催された「School of GEISAI@台湾」などを経て、08年5月11日、審査員に有名美術館館長を迎え、再び東京ビッグサイトで「GEISAIミュージアム2」として開催される。