10年に一度、ドイツ中世の面影を残すミュンスターという町で開催される国際美術展。2007年は第4回目(6月17日~9月30日)で30年の歴史を誇っている。10年に1度のミュンスター彫刻プロジェクトが開催される年は、ヴェネチアとカッセルの国際展も開催されることもあり、現代美術にとって大変意義深い年として扱われる。しかし、ミュンスターは他の2つの国際展と違い、展示される作品はあらかじめ作家と市民の間で協議の上で決定され、買い上げられた一部作品は、展覧会終了後も、ミュンスターの街にそのまま展示され続ける。