トリエンナーレとは、3年に一度行われる美術展。日本最大級の国際展第3回「横浜トリエンナーレ2008」は、2008年9月13日から11月30日にかけて、神奈川県横浜市の山下埠頭周辺で開催された。総合ディレクターは、神奈川県立近代美術館企画課長の水澤勉。今回のテーマは「TIME CREVASSE」で、優れた作品を鑑賞する際に、心の中を流れる時間はみな一律ではないということを示したいという。世界各国から約80人の芸術家を選定し、絵画、彫刻、映像など様々なジャンルの作品を展示する。その際、多くの市民ボランティアの力を借りながら展覧会を作り上げていくという。また、同時期に上海や韓国プサン、シンガポール、シドニーなどでビエンナーレが開催される予定で、横浜も含めて、アジアに世界の目を向けさせようと、各ビエンナーレが協力体制で臨む計画を立てている。