東日本大震災の復興支援のために、多くのミュージシャンがチャリティーコンサートを開催しているが、美術家たちもチャリティーオークションを開き、復興支援を行っている。現代美術家の村上隆(1962~)の呼びかけで、15人の美術家がニューヨークの競売大手のクリスティーズに出品したことが話題となった。その21作品が約6億8000万円で落札され、収益金が震災支援のために寄付された。ほかにも全国美術館会議が現代美術家に呼びかけて、東京美術倶楽部の協力を得てチャリティーオークションを行った。また、日本サムスンと公益財団法人文化財保護・芸術研究助成財団は、東日本大震災で被災した文化財の修復費用を助成することになった。