オーダーと呼ばれる柱を中心とした比例や装飾のデザインのシステムをもつ建築様式。古代ギリシアに発生し、ローマ帝国に継承され、ルネサンスにおける復活を経て各地に伝播した。基本的なオーダーとしては、ドリス式、柱頭に渦巻きをもつイオニア式、アカンサスの葉飾り模様をもつコリント式などがある。古典主義では、建築と人体の比例を重ね合わせることで、形態の美しさが得られると理解された。「ダ・ヴィンチ・コード」の冒頭に出てくる裸の死体もそれにならっている。代表的な建築として、パルテノン神殿、コロッセオ、大英博物館、ワシントンの国会議事堂などがある。