1940年代末から60年代前半にかけて人気を集めたリズム・アンド・ブルースの男声コーラスグループのスタイル。当時のアメリカの都市部では、人が集まる街角や理容室などに楽器を持たない歌好きが集まり、コーラスを競い合うことが流行。プロデビューするグループも数多く現れた。リードシンガーのバックにつくコーラスが「ドゥワドゥワ」とか「ドゥワワワー」と聞こえるところからこの呼び名がついたが、「ドゥワドゥワ」とコーラスしないグループも含めて使われることが多い。ムーングロウズ(The Moonglows)、クローヴァーズ(The Clovers)、ファイヴ・サテンズ(The Five Satins)、プラターズ(The Platters)、コースターズ(The Coasters)、ドリフターズ(The Drifters)、クロウズ(The Crows)、オリオールズ(The Orioles)、フラミンゴス(The Flamingos)、ペンギンズ(The Penguins)など、アフリカン・アメリカンのグループが中心だが、クルー・カッツ(The Crew-Cuts)、ダイアモンズ(The Diamonds)、トーケンズ(The Tokens)のように人気を集めたヨーロッパ系のグループもいた。鳥の名前をつけたグループはバード・グループと総称された。