1971年フランス生まれ。2013年よりルイ・ヴィトンのレディースアーティスティックディレクター。ファッションの専門教育は受けていないが、高校生のころよりアニエス・ベーなどで経験を積み、19歳でジャンポール・ゴルチエのアトリエに入る。ニットのアシスタントを経て、ティエリー・ミュグレー(Thierry Mugler)、トラサルディ(TRUSSARDI)などでヘッドデザイナーを務めた。95年よりバレンシアガ(BALENCIAGA)の仕事をフリーランスで手がける。98年春夏コレクションより、バレンシアガのチーフデザイナーとしてコレクションデビュー。創設者クリストバル・バレンシアガからの引用を下敷きにした自由な発想と、モダンでシャープな作風で伝統を継承し人気を呼び戻した。バッグ「ザ・ファースト」は爆発的な人気で、エディターズバッグの火付け役となった。2013年春夏コレクションをもってバレンシアガを辞任。