1970年代の前半に見られたジーンズルック、ヒッピールック、ユニフォームルック、フォークロアルックなどのスタイル。デニムなど安価かつ素朴で質素に装いながら個性を演出する、アメリカ西海岸の70年代のカジュアルからのインスピレーション。また、70年代生まれのデザイナーが活躍し始めたこともあり、回顧ではなく、70年代への憧れがテーマになることが増えてきた。サンローラン、グッチをはじめ、70年代のロックフェスティバルにアイデアを採ったトミーヒルフィガー、ブルーガールなど、15年春夏コレクションでは、フェルトのつば広帽、スエードにフリンジ使いなど、70年代の雰囲気がロマンティックに、ガーリッシュに提案された。