スポーツ、アウトドア、ストリートブランドとラグジュアリーブランドのコラボレーションが増加。特にプレミアム感のあるスポーツカジュアルの限定版に、男子の人気が殺到している。成功例として、ルイ・ヴィトンとシュープリーム(ニューヨークのスケートボードウエア)、sacaiとザ・ノース・フェイス、sacaiとラコステ、sacaiとhayn(サンダルブランド)、バレンシアガとクロックス(シューズブランド)などが挙げられる。ファストファッション側からラグジュアリーブランドのデザイナーへの誘いも増加傾向にあり、先駆者H&Mは、2017年秋冬にはロンドンのERDEM(アーデム)とコラボした。ユニクロもクリエイターとのコラボを展開、15年にはクリストフ・ルメール(現ルメール)と、2017年秋冬のJ.W.アンダーソンとのコラボは、2018年春夏も継続する人気ぶりだ。製造、販売の骨格がしっかりしているブランドと、奔放なクリエイターとの組み合わせが成功している。新しいところではマンガ(家)とのコラボ。2017年秋冬のプラダのコレクションでは、世界の9人の女性マンガ家とコラボ、日本からはオノナツメを起用、グッチは2018年春夏コレクションで、メンズ、ウィメンズ、キッズラインでアーティストのヒグチヨウコのイラストを起用したシュールなコレクションを展開。ジュエラーのブルガリは、荒木飛呂彦の代表作「ジョジョの奇妙な冒険」とコラボした日本限定のカプセルコレクションを17年秋に発表した。日本のマンガのレベルの高さを世界に示した格好となった。