動物の輸出入に伴う伝染病などの侵入を防ぐための検査。家畜伝染病予防法、狂犬病予防法などの法律に基づき、特定の空港や港にある動物検疫所が行っている。検疫には動物を出国させるための輸出検疫と、動物が入国する際、一定期間の係留検査を必要とする輸入検疫とがある。係留検査とは動物を隔離して病気の有無を調べることで、通常、動物検疫所の施設で行っている。検疫の対象になる病気や検疫期間は動物種によって異なり、輸入可能な国や地域が限定されている場合もある。輸出検疫も動物検疫所で検疫を受けるが、輸出相手国によって要求される検査や証明が異なる。