正式には「竹富町飼いネコ飼養条例」。2001年施行の条例を全面改正したもの。08年6月可決成立。西表島(沖縄県竹富町)にのみ生息するイリオモテヤマネコを、飼いネコとの接触による感染症から守るのが目的。01年施行の条例では、飼いネコの登録義務がおもな内容だったが、新たに、マイクロチップによる登録、ウイルス検査と予防接種、屋外で飼う場合の避妊・去勢手術などを義務づけた。マイクロチップによる登録義務化は、沖縄県やんばる地域に次いで2例目。ウイルス検査と予防接種の義務化は国内初。島外からのネコの持ち込みを制限するのが狙い。