イヌ・ネコ用のワクチンは、単独ワクチンからワクチンの混合のされ方によって何種類かに分かれている。2種、3種、5種、7種、8種、9種が主な混合ワクチンである。現在、日本で使用されているイヌのワクチンの種類は、犬ジステンパー、犬パルボ感染症、犬アデノウイルス1型感染症(犬伝染性肝炎)、犬アデノウイルス2型感染症(犬伝染性喉頭気管炎)、犬パラインフルエンザ、犬コロナウイルス感染症、犬レプトスピラ病(黄疸出血型、カニコーラ型、コペンハーゲニー、ヘブドマディス)がある。どのワクチンを混合するかはワクチンメーカーによって異なる。ネコのワクチンは、猫ウイルス性鼻気管炎(FVR)、猫カリシウイルス感染症(FCVI)、猫汎白血球減少症(FPL)、猫白血病ウイルス感染症(FeLV)、クラジミア感染症で、3種、4種、5種、7種の混合ワクチンが発売されている。単独ワクチンはネコ白血病ウイルス感染症のみである。