生後2~5カ月の子犬を対象としたイベント・トレーニング。犬の一生に重要な影響をもたらす社会化期に他の犬や人とふれ合わせることで、家庭犬としての社会性を身につけさせる目的で行う。ほとんどの子犬はさまざまな刺激を怖がることなく受け入れるが、4~5カ月齢になると警戒心が強くなり、未経験の刺激に対して極度に恐怖をおぼえたり、パニックになったり、攻撃的になったりすることがある。このトレーニングは、どのような状況下でも落ち着いていられるようにするために行うもので、他の犬との遊び、車や電車、掃除機、花火、雷などの生活音、家族以外の人、子どもや老人、獣医師、トリマーなどさまざまなタイプの人と接触する機会を設ける。最近では「犬の幼稚園」「犬の保育園」と銘打っているしつけ教室も多い。