植物が空気中のホルムアルデヒドやキシレンなど有害化学物質を浄化し、空気を清浄にする働き。植物の働きは光合成で炭酸ガスを取り入れ、酸素を出すことばかりではない。ポプラやケヤキなど、成長が旺盛で小さい葉が多い樹木は、大気中の窒素酸化物や硫黄酸化物などの有害物質を吸着して浄化する能力が高いといわれる。観葉植物では、ホルムアルデヒドの除去効果が高い「フィカス・ベンジャミナ」など、キシレンやトルエンには「フェニックス・ロベレニー」など、ベンゼンには「ヘデラ」(→「屋上緑化/壁面緑化」)などがあげられている。新築の建物で問題になるシックハウス症候群を軽くする効果も期待されている。