「花と緑で世界平和を!」の呼びかけに応え、世界各国のフラワーショーイベントのメダリストたちが一堂に会した日本初のコンテスト。2010年10月9日から11月7日まで、長崎県佐世保市のハウステンボスで開催され、期間中約18万5700人の入場者でにぎわった。世界で最も権威があるとされるチェルシーフラワーショー(→「フラワーショー」)で、前人未到の3年連続ゴールドメダルを獲得した石原和幸を日本代表として、8カ国10チーム12人の世界超一流ガーデナーが、思い思いのピースメッセージを込めた作品を競い合った。結果は最優秀作品賞に、アンディ・スタージョン(イギリス)の「手を差し伸べて」、ベストデザイン賞にニコ・ウィッシング(オランダ)の「心の安らぎ」、平和賞にはベン・ホイル(ニュージーランド)の「A Moment in Time」が選ばれ、原爆で破壊される前と後の長崎を表現した石原の「緑の詩 Song of Peace」は、銀賞を受賞した。また関連イベントとして「フラワー・マルシェ・フェスティバル IN SASEBO」も同時開催。地元特産の花や苗木、ガーデニング用品やご当地グルメなどを集めた「マルシェ(市)」も開かれ、大好評だった。次回は11年10月中旬から11月上旬に開催の予定。