英国王立典法に基づき、ガーデニング・園芸の奨励を目的とする特別公益法人。1804年にロンドンで設立されたロンドン園芸協会(Horticultural Society of London)を前身とし、1861年から現在の名称になった。主な活動はフラワーショーの開催やモデルガーデンの公開など。フラワーショーでは、世界最高峰とされるチェルシー・フラワーショーをはじめ、年4回のフラワーショーを開催。またウィズリー・ガーデンやローズムーア・ガーデンなど、イングランドに4つのモデル・ガーデンを所有し、一般公開を行っている。さらに、1866年に会誌を創刊、1975年からは「ザ・ガーデン(The Garden)」と名を変えて毎月発行している。その他、季刊誌の「ザ・プランツマン(The Plantsman)」、「ジ・オーキッド・レビュー(The Orchid Review)」なども発行しているほか、自治体単位で参加する園芸競技会「ブリテン・イン・ブルーム(Britain in Bloom)」の開催や、植物のための国際登録局を設置して、記録者の役割を担っている。1987年には英国王立園芸協会日本支部(RHSJ)を設立。これは、2013年現在RHS唯一の海外支部である。ここでは日本支部会報「RHSJ」を発行し、ひと月前の「ザ・ガーデン」記事の和訳、および支部独自の記事を掲載している。