洋ラン、東洋ラン、日本のランなど世界各地の様々なジャンルのランを一堂に集めた「世界を代表する世界らん展の祭典」。毎年2月中旬から3月上旬にかけて東京ドーム(東京都文京区)で開催され、2015年で25回目となった。読売新聞社、NHK、世界らん展組織委員会からなる世界らん展日本大賞実行委員会が主催し、外務省、経済産業省、農林水産省、環境省、東京都、アメリカ蘭協会(AOS)、英国王立園芸協会(RHS)、世界蘭会議委員会(WOC)が後援している。展示には、世界20カ国・地域から約3000種10万株が集まる。開催期間は8~9日間で、来場者数は1開催当たり約20万~45万人、累計約899万人にも達している。審査部門は(1)個別審査部門、(2)フレグランス審査部門、(3)ディスプレイ審査部門、(4)フラワーデザイン審査部門、(5)アート審査部門、(6)ミニチュアディスプレイ審査部門の6部門で、賞金総額は1234万円にも上る(2014年末現在)。このうち「日本大賞」は、洋ラン、東洋ラン、日本のランなどのあらゆるランを対象に、花そのものを審査して選ばれた個別審査部門の最優秀賞を指し、受賞作には200万円が贈られる。