水平方向の画素数が4000、垂直方向の画素数が2000前後の解像度をもつ映像システムの総称。「ヨンケー」と読み、4K2K(ヨンケーニケー)などと呼ぶ場合もある。海外では、Ultra HD(Ultra High Definition)と称する地域が多い。4000を4K(キロ)と表現し、例えば、4000×2000相当の画素を備えるテレビを「4Kテレビ」などと呼ぶ。映画館の設備など、デジタルシネマの標準規格であるDCI(デジタルシネマイニシアティブ Digital Cinema Initiatives)では、画素数を4096×2160と規定している。パソコン用ディスプレーでは、画素数が3840×2160のQFHD(Quad Full High Definition)を規格化しており、これは、現在一般家庭に浸透しているフルHD(1920×1080画素)のちょうど4倍にあたる。家庭用の4K映像装置としては、2011年にソニーがフロントプロジェクターを製品化したほか、テレビの4K化も広がりつつある。